pdns-mrubybackend 1.4.1 リリースしました
この記事は、mruby advent calendar 2017の2日目の記事です。
PowerDNSのバックエンドにmrubyを使うpdns-mrubybackendを公開したのが2年前のadvent calendarの時期。
今年もadvent calendarにあわせてpdns-mrubybackendの機能追加を行っています。
当初はpdns-mrubybackendの話題ではなくなにかmgemを書いて公開しようと考えていました。
が、しかし、なかなかネタがない。
お、あれ書いてみよう。と思ってもほとんど tsaharaさんかudzuraさんが書いていらっしゃる。
気づいてみれば至れり尽くせり「普通に使える」状況が整っている感があります。
いまではコンテナもmrubyで作れてしまう。
そうそう、udzuraさん作のHaconiwaを使ったコンテナサービスもβ版が先日リリースされていました。
と、最近のmruby事情を回想したところで pdns-mrubybackend のお話を。
pdns-mrubybackend 1.4.1 。前のバージョン1.4.0 からの変更点は1つだけ。
- EDNS Client Subnet の情報をバックエンドから参照可能になりました
この機能追加によりGoogle Public DNSのようにDNSのロケーションとユーザーのロケーションが一致しない場合でもユーザーおおまかなロケーションが推測可能となります。
これを用いることで地理的あるいはネットワーク的により近いIPアドレスを応答する、といったコードを書くことも可能となります。
EDNS Client SubnetについてはEDNS Client Subnetとはの記事がわかりやすかったです。
pdns-mrubybackendでは引き続きmrubyの軽量さと記述しやすさを生かして柔軟なバックエンドを作れるよう機能追加を進めていきます。
では!